大切なお知らせ

ワインボトルを模した照井商店の看板。赤と白のデザインで「十勝ワイン」と記載されている

北海道池田町の照井商店は後継者不在により2020年3月末をもちまして廃業致しました。
北海道開拓時代に開業した赤津食堂を引き継ぎ、照井商店として開業から約70年、地域の皆様と観光などで来町された皆様の支えで営業を続けることができました。これまでのご愛顧、ありがとう御座いました。

跡地は他の方へ譲渡し、レストラン「Café TERUI」(旧 てるい商店)として営業しております。

閉店時所在地:
北海道中川郡池田町西1条8丁目23番地

ご紹介

照井商店について

1951年に雑貨物を扱う店として創業。
1967年の十勝ワイン販売と同時に十勝ワインの販売を開始。
1965年に完成した新店舗には、小さいながらも既にワインセラーを完備。そのセラーを活用して、十勝ワインとして初めてビンテージを入れた1970年物のワインからコレクションが揃っていた。

十勝ワインについて

十勝ワインは1963年(昭和38年)6月に1kリットルの試験醸造から事業を開始。
1952年(昭和27年)の十勝沖地震とその後2年連続の凶作が重なって町の財政が赤字を計上。ここからどう脱却するかという努力の中から、町内の野山に自生するヤマブドウを利用したワイン醸造とブドウ栽培への道が生まれた。

沿革

照井商店創業(代表: 照井 徳治)
2代目の店舗にて営業開始
3代目の店舗にて営業開始
酒類販売免許取得
十勝ワイン販売開始
代表者変更(代表: 照井 清一)
4代目の店舗にて営業開始
照井商店Webサイトにて十勝ワインのオンライン販売開始
廃業
Webサイトアーカイブの為、ページをリニューアル

懐かしの光景

1962年(昭和37年)の照井商店2代目店舗を描いた手描きイラスト。木造建築の店舗と周辺の町並みが描かれている

1962年(昭和37年)の店舗(2代目の店舗)

1962年11月26日にTakeuchi氏により描かれたイラスト。この建物を移築(曳家)して3代目の店舗を建設。移築した建物は2025年時点で現存しています。

貴重
1966年(昭和41年)の照井商店3代目店舗の外観写真。左半分に赤津食堂の看板が見える

1966年(昭和41年)の店舗(3代目の店舗)

拡大すると店舗の左半分が「赤津食堂」になっています。池田町役場前だったこともあり、昼食時に利用されていました。十勝ワインは事業化されたばかりで、看板などは出していませんでした。

1970年(昭和45年)の照井商店3代目店舗の外観写真。正面上部に十勝ワインの看板が掲げられている

1970年(昭和45年)の店舗(3代目の店舗)

町に活気があふれた時代。1966年の写真と比較すると、看板が増えて時代背景を窺い知ることができます。正面の上部に十勝ワインの看板を掲げています。

貴重
2008年の照井商店4代目店舗の外観写真。リカーショップてるいの看板が掲げられている

2008年の店舗写真(4代目の店舗)

酒屋兼、街の何でも屋として営業。「リカーショップてるい」を掲げています。この建物で閉店まで営業していました。

お問い合わせ

廃業しておりますので、基本的にお問い合わせはお受けしておりません。
稀に管理人が確認することがありますので、お急ぎでないご連絡は下記フォームへご記入お願いします。